VP8 サウス・シェトランド諸島

南極海の島々で、11の主要な島といくつかの小さな島で構成される。
1819年にイギリスによって発見され、現在もイギリス、アルゼンチン、チリが領有を主張している。
しかし南極大陸から120kmしか離れておらず、サウス・オークニー諸島と同様に、1959年の南極条約によっていずれの領有も認められていない。
実際、各国が気象観測基地を設けており、アルゼンチン、ブルガリア、ブラジル、チリ、中国、エクアドル、スペイン、韓国、ペルー、ポーランド、ロシア、アメリカ合衆国、ウルグアイによる研究施設が維持されている。
これらの基地の職員がアマチュア無線の運用を行う場合があり、1990年代から2000年代にかけて、アルゼンチン、ブルガリア、韓国、ポーランド、ロシアの基地と交信することができた。、
写真はポーランドの基地からのもので、イギリスに割り当てられたプリフィックスであるVP8を使用しているが、これはむしろ例外的であり、韓国のD88S、アルゼンチンのLU1ZC、ブルガリアのLZ0Aなど、本国のコールサインを使用するケースが多かった。
サウス・シェトランド諸島からの電波は2020年を最後に途絶えていると思われ、今後の活性化が待たれるところである。

 

VP8SS

 

FB DX de JH1LPZ

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