VK9X クリスマス島

インド洋に浮かぶオーストラリア領の島で、インドネシアのジャカルタから南500kmに位置する。
63%が国立公園に指定されており、熱帯雨林で覆われている。
クリスマス島は、1688年にイギリス人が初めて上陸した当時は無人だった。
その後、リン鉱石が発見されたことから、1888年からイギリス領となり、リン鉱石採掘のため広東省を中心に中国から多くの労働者が送り込まれた。
このため、現在も島の人口は70%が中国系の人々から構成されている。
第二次大戦中はリン鉱石を目当てにした日本軍に短期間占領されているが、採掘労働者によるサボタージュにあい、1943年12月に撤退する羽目になった。
戦後は一時期、英領シンガポールの管轄下に編入されたことがあったが、1958年からオーストラリアに主権が委譲されている。
産卵期になったアカガニが島中を移動し埋め尽くすことで知られている。
2,000人ほどの人口の中でアマチュア無線の常駐局はいないようだが、オーストラリアや欧米に加え日本からも無線運用に赴く人たちが絶えないため、日本からの交信は難しくない。

 

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