UA1-7 ヨーロッパ・ロシア

南米大陸とほぼ同じ世界最大の面積を有する大国で、日本の45倍の広さに相当する。人口は1億5,000万人。
東欧で飛び地となっている最西端のカリーニングラードから極東まで、同じ国内で10時間もの時差を持つ。このため、DXCC上では、カリーニングラード、ヨーロッパ・ロシア、アジア・ロシアの3つのエンティティに分けてカウントされている。ウラル山脈から西がヨーロッパ・ロシアとなり、人口1,000万人超のモスクワをはじめ、主要な大都市や産業拠点はヨーロッパ側に集中している。
1991年にソビエト連邦が崩壊し、ロシア共和国がロシア連邦となったが、ソビエト時代からアマチュア無線が非常に活発で、毎日多くの局が各周波数で聞こえている。特に日本では低出力の海外交信初心者にとって「ウラル山脈超え」は最初の目標となり、「初めてのヨーロッパ」としてロシアと交信し感慨ひとしおだった人も多いのではないだろうか。
なお、交信の際の簡単な挨拶として "Спасибо" (スパシーバ - 有難う)、"До свидания"(ダスヴィダーニャ - さようなら)くらいは覚えておきたい。
 

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