JH1LPZ シャック紹介

1987年に再開局して初めて購入したリグは、八重洲のFT-757だった。
その後、2アマ取得と同時に、100Wへのアップグレードのキットを組み込んで使っていたのだが、受信性能がいまひとつだったので、KenwoodのFT-850に切り替え。
そして同じくKenwoodのFT-870に替えてからかれこれ20年は経つが、いまだにバリバリの現役でメインのマシンになっている。
途中でFT-950も併用したりしてみたが、結局一年も使わないで売り払ってしまった。
ただ20年も使っていると、電解コンデンサなどが劣化してくるので、途中で二回ほどKenwoodのサポートに入院してメンテしていただいた。

 

 

TS-870はHFのみなので、サブとして、6mまでQRVできるFT-920と、430MHzまでいけるFT-857も所持しているが、実際はほとんど火を入れたことがない。

 

 

リニアは既にアマチュア無線から撤退してしまったJRLの2000F。これはオート・チューナに加えて、アンテナが4本接続もできるので、たいへん使い勝手がよい。
こちらも20年以上使っているが、一度電源周りのコンデンサがトンでしまって入院したことがあるだけで、極めて快調に作動している。さすがに軽自動車が買える程度の金額のブツではある。

 


それから、何はなくとも、最も手をかけるべきはアンテナである。
現在は、40mから6mまで一本のアンテナでQRVできるSteppIRの2エレを使用。80mはワイヤーで逆Vを張っているが、DXにはさすがに非常に厳しい。

 


以前はクリエイトの5エレ・トライバンダーに、40mとWARCバンド用のロータリー・ダイポール、そして6mはマストの天辺にループを張っていた。いわゆるクリスマス・ツリーである。

 


タワーにはエレベータが付いているので、強風時に降ろすことができるのだが、それでも持ちこたえられないような台風が来てしまい、みごとに全壊。建屋などに物損が出なかったのが不幸中の幸いであった。


それ以降は思い切ってSteppIR 一本にしたので、非常にすっきりした。
SteppIRはコントローラでバンド切り替えが30秒程度で済むため、殆どストレスにならなし、5エレから2エレになることで懸念していた受信性能の低下も気にならない。
WARCは、むしろダイポールから2エレになったので、逆に性能が良くなったと言える。
40mも、技術的なベンチマークを取ったわけではないが、ヨーロッパやカリブ海もきちんと聞こえるし、飛んでいくので、それなりに性能が出ているのだろう。
6mの2エレはご愛敬だが、パイルアップにならなければ、これでもベアフットでもFK(ニューカレドニア)、KL(アラスカ)、9M(マレーシア)くらいまでなら何とかQSOが可能。二回ほどヨーロッパが聞こえたことがあって驚いたが、さすがに2エレにベアフットでは届かなかった。

 

FB DX de JH1LPZ